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ボーダーコリーは「世界一賢い犬」として知られる人気の犬種です。
美しい被毛と高い運動能力が魅力ですが、実は飼育の難易度が高いともいわれています。
この記事では、これからボーダーコリーを迎えたい方に向けて、性格・運動量・しつけ・病気・注意点の5つに分けて詳しく解説します。
ボーダーコリーは、イギリスとスコットランドの国境付近で生まれた牧羊犬です。
「ボーダー」という名前は「国境」を意味しており、厳しい環境の中で羊を追いかけてきた歴史があります。
全犬種の中でもトップの知能を持っており、飼い主への愛情が深いことで知られています。
ボーダーコリーは、犬の知能ランキングで堂々の1位に輝いた実績があります。
新しいことを覚えるスピードがとても速く、複雑な指示も理解できる頭の良さが特徴です。
牧羊犬として羊の群れをコントロールしてきた歴史があり、状況を判断して自分で考えて行動する能力に優れています。
ただし、賢いからこそ良いことも悪いこともすぐに覚えてしまうので、しつけには一貫性が大切になります。
ボーダーコリーは、家族に対してとても深い愛情を示す犬種です。
飼い主と一緒に何かをすることが大好きで、常に飼い主の行動を観察しています。
その一方で、家族以外の人や犬に対してはクールな態度を取ることもあり、誰にでもフレンドリーというタイプではありません。
人間との作業を好む性質があるため、飼い主とのコミュニケーションをたっぷり取れる環境が理想的です。
ボーダーコリーの体高は約50〜55cm、体重は14〜22kg程度の中型犬です。
被毛には長毛の「ラフコート」と短毛の「スムースコート」の2種類があり、日本ではラフコートが人気です。
毛色はよく見かけるブラック&ホワイトが多いですが、実は35種類以上のカラーバリエーションがあります。
レッド系やチョコレート系、珍しいブルーマールなど、個性豊かな毛色も魅力のひとつです。
ボーダーコリーは、牧羊犬としての歴史から非常に高い運動能力とスタミナを持っています。
「疲れ知らず」といわれるほどの体力があり、一般的な犬種よりもはるかに多くの運動が必要です。
運動不足になるとストレスが溜まり、吠え癖や破壊行動などの問題行動につながることもあります。
飼う前に、毎日の運動時間を確保できるかどうかをしっかり確認しておきましょう。
ボーダーコリーには、朝と夕方の1日2回、それぞれ1時間程度の散歩が必要です。
これは他の犬種と比べてもかなり多い運動量で、トイプードルやチワワの2〜3倍になります。
ただ歩くだけでなく、途中で走らせたり、坂道を歩いたりして変化をつけると効果的です。
天候が悪い日や忙しい日が続くと運動不足になりやすいので、室内での遊びも取り入れましょう。
ボーダーコリーは、アジリティやフリスビーなどのドッグスポーツで大活躍する犬種です。
高い運動能力と頭の良さを活かせるため、ドッグスポーツの大会でも優秀な成績を収めることが多く、その実力は折り紙付きです。
フリスビーなどを投げてボーダーコリーがキャッチするなど、見たことがある方もいると思います。
飼い主と一緒に体を動かすことで、信頼関係もより深まります。
ボーダーコリーは体だけでなく、頭を使うことも大好きです。
知育玩具やノーズワークマットを使った遊びは、知的好奇心を満たしてストレス発散につながります。
新しいトリックを教えたり、「探して」などのゲームをしたりするのも効果的です。
体力だけでなく脳も刺激してあげることで、より満足度の高い生活を送れます。
賢いボーダーコリーは覚えが早い反面、しつけ方を間違えると手に負えなくなることもあります。
「賢い=飼いやすい」ではないことを理解しておくことが大切です。
良いことも悪いこともすぐに学習してしまうため、飼い主がリーダーシップを取る必要があります。
子犬のうちから正しい方法でトレーニングを行い、信頼関係を築いていきましょう。
ボーダーコリーは観察力が鋭いため、飼い主の態度をよく見ています。
「昨日はOKだったのに今日はダメ」といった一貫性のない対応をすると、混乱してしまいます。
家族全員でルールを統一し、同じ言葉・同じ態度で接することが重要です。
褒めるときはしっかり褒め、ダメなときは毅然とした態度で伝えましょう。
ボーダーコリーは、牧羊犬の本能から動くものを追いかける習性があります。
子どもや自転車、車などを追いかけてしまう「車追い」は、事故につながる危険な行動です。
子犬のうちからさまざまな人や環境に慣れさせ、社会化を進めることで問題行動を予防できます。
「マテ」「フセ」などの基本的なコマンドは早めに教えておきましょう。
ボーダーコリーのしつけは、犬を初めて飼う方には難しく感じることもあります。
吠え癖や噛み癖などの問題行動が出てしまった場合は、早めにドッグトレーナーに相談するのがおすすめです。
プロのアドバイスを受けることで、飼い主自身も正しい接し方を学ぶことができます。
無理に自分だけで解決しようとせず、専門家の力を借りることも大切です。
ボーダーコリーの平均寿命は10〜14歳程度で、中型犬としては比較的長生きな犬種です。
活発で丈夫そうに見えますが、遺伝性の病気を持っていることもあります。
愛犬に長生きしてもらうためにも、かかりやすい病気について事前に知っておきましょう。
早期発見・早期治療のために、定期的な健康診断も欠かさず受けることをおすすめします。
ボーダーコリーの平均寿命は約12〜14歳といわれています。
なかには17歳以上生きた子もおり、飼い主の健康管理次第で長生きが期待できます。
適切な食事管理と十分な運動、定期的な健康診断を心がけることが長寿の秘訣です。
シニア期に入ったら運動量を調整し、体に負担をかけすぎないようにしましょう。
股関節形成不全は、中型犬〜大型犬に多く見られる関節の病気です。
股関節がうまく形成されず、歩き方がおかしくなったり、運動を嫌がったりする症状が出ます。
遺伝的な要因もありますが、成長期の過度な運動や肥満も原因になります。
子犬期は激しい運動を控え、適正体重を維持することが予防につながります。
ボーダーコリーには、コリー眼異常という遺伝性の目の病気があります。
軽度の場合は症状が出ないこともありますが、重度になると視力障害や失明につながることもあります。
また、セロイドリポフスチン症(CL症)という神経の病気も注意が必要です。
信頼できるブリーダーから迎え、遺伝子検査を受けた親犬から生まれた子犬を選ぶことが大切です。
ボーダーコリーは魅力的な犬種ですが、誰にでも向いているわけではありません。
実は「飼育放棄が多い犬種」ともいわれており、飼い始めてから後悔するケースも少なくありません。
運動量やしつけの難しさを甘く見ていると、飼い主も犬も辛い思いをすることになります。
飼う前に自分のライフスタイルと照らし合わせて、本当に飼えるかどうかしっかり検討しましょう。
ボーダーコリーは、毎日たっぷりの運動時間が必要な犬種です。
忙しくて散歩の時間が取れない方や、体力に自信がない方には向いていません。
また、留守番が多い家庭ではストレスを溜めやすく、問題行動につながることもあります。
一緒に過ごす時間をしっかり確保できるか、飼う前に考えてみてください。
ボーダーコリーはダブルコートの被毛を持ち、特に換毛期には大量の毛が抜けます。
毎日のブラッシングが理想的で、少なくとも週に2〜3回はお手入れが必要です。
抜け毛を放置すると毛玉ができたり、皮膚トラブルの原因になったりします。
お手入れの時間もスキンシップとして楽しめる方に向いています。
ボーダーコリーは賢い分、しつけに一貫性がないと飼い主を見下してしまうこともあります。
犬を飼うのが初めての方にとっては、難易度が高く感じることもあるでしょう。
もし初めて犬を飼う場合は、ドッグトレーナーのサポートを受けることを前提に検討するのがおすすめです。
しっかり向き合えば、最高のパートナーになってくれる犬種です。
ボーダーコリーは、賢くて運動能力が高く、飼い主への愛情が深い魅力的な犬種です。
その一方で、十分な運動量の確保やしつけの一貫性など、飼い主に求められることも多くあります。
「かわいいから」「賢いから」という理由だけで飼い始めると、お互いに不幸になってしまうこともあります。
この記事で紹介した5つのポイントを参考に、自分のライフスタイルに合っているかをしっかり検討してみてください。
しっかりと準備をして迎えれば、ボーダーコリーは一生の素敵なパートナーになってくれますよ。
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