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かわいい子犬を家族に迎えて、嬉しい気持ちと同時に「しつけは何から始めたらいいの?」と不安になっていませんか。
しつけの情報はたくさんあるけれど、優先順位がわからず混乱してしまうかもしれません。
この記事では、子犬を迎えた最初の1か月に焦点を当てて、本当に必要なトレーニングを段階的にご紹介します。
しつけを始める前に、子犬との関係づくりや心構えについて理解しておくことが大切です。
ここでは、トレーニングの土台となる考え方を3つご紹介します。
子犬のしつけで最も大切なのは、飼い主さんとの信頼関係です。
命令に従わせることが目的ではなく、子犬が「この人と一緒にいると安心できる」と感じることがスタート地点になります。
最初の数日は、まず子犬が新しい環境に慣れることを優先して、無理に訓練を詰め込まないことがポイントです。
人間の赤ちゃんと同じように、子犬の集中力はとても短いものです。
1回のトレーニングは3〜5分を目安にして、短時間で区切ることが効果的になります。
長時間のトレーニングは子犬を疲れさせてしまい、しつけ自体が嫌いになってしまう可能性があります。
現代の犬のトレーニングは、叱るのではなく褒めることが中心になっています。
子犬が望ましい行動をしたときに、すぐに褒めたりおやつをあげたりすることで、その行動を繰り返すようになります。
この方法は「正の強化」と呼ばれ、子犬との信頼関係を壊さずに効果的なしつけができる方法です。
子犬を家に迎えた直後から始められるトレーニングがあります。
ここでは優先度の高い3つのトレーニングを、具体的な方法とともにご紹介します。
最初に教えたいのが、子犬に自分の名前を認識してもらうことです。
名前を呼んだときに「自分のことだ」とわかるようになれば、その後のすべてのトレーニングがスムーズになります。
名前を呼んでこちらを見たら、すぐに褒めておやつをあげることを繰り返すだけで、数日で覚えてくれることが多いです。
トイレのしつけは、家に迎えた初日から始めることが理想的です。
子犬は起きた直後、食後、遊んだ後などにトイレをすることが多いため、そのタイミングでトイレシートのある場所に連れていきます。
上手にできたら大げさなくらい褒めてあげると、トイレの場所を早く覚えてくれます。
アイコンタクトとは、飼い主さんの目を見ることを指します。
これができるようになると、危険な場面で子犬の注意をこちらに向けたり、興奮を落ち着かせたりすることができます。
名前を呼んで視線が合ったら褒める、という簡単な練習を毎日続けるだけで、自然とアイコンタクトができるようになります。
家に来て1〜2週間が経ち、子犬が環境に慣れてきたら次のトレーニングに進みます。
ここでは、日常生活で必要になる3つのトレーニングをご紹介します。
子犬のうちから体のどこを触られても平気になるように慣らしておくことが重要です。
耳、口、足先、しっぽなど、将来の健康チェックやグルーミングで触る部分を優しく触る練習をします。
仰向け抱っこも少しずつ練習して、動物病院での診察や爪切りの際にストレスを減らすことができます。
ハウストレーニングとは、クレートやケージを子犬の安全な居場所として認識させることです。
「ハウス」の合図で自分から入るように教えると、来客時や災害時、動物病院への移動などで役立ちます。
最初はおやつを使ってハウスの中に誘導し、入ったら褒めることを繰り返して、ハウスを好きな場所にしていきます。
子犬が一人でいることに慣れるトレーニングも、早めに始めておくと良いでしょう。
最初は数分だけ別の部屋に行き、静かにしていたら戻って褒めるという練習から始めます。
徐々に時間を延ばしていくことで、飼い主さんがいなくても落ち着いていられるようになり、分離不安の予防にもつながります。
社会化とは、子犬がさまざまな人、動物、環境に慣れることを指します。
生後3〜14週齢は社会化期と呼ばれ、この時期の経験が犬の一生を左右するといわれています。
社会化期は、子犬が新しいものを受け入れやすい特別な時期です。
この時期に様々な刺激に慣れておくと、成犬になってから怖がりや攻撃的になることを防げます。
ただし、ワクチンプログラムが完了していない時期でもあるため、獣医師と相談しながら安全に進めることが大切です。
ワクチンが完了していない時期でも、家の中で様々な経験をさせることができます。
掃除機や洗濯機などの生活音、さまざまな床の感触、帽子をかぶった人やマスクをした人など、日常で出会う刺激に少しずつ慣らしていきます。
友人や家族に協力してもらい、いろいろな人に優しく触ってもらうことも効果的な社会化トレーニングになります。
ワクチンプログラムが完了したら、散歩を通じて外の世界に慣らしていきます。
最初は静かな時間帯に短時間だけ外に出て、車の音、自転車、他の犬などに少しずつ慣れさせます。
怖がっているときは無理に近づけず、安全な距離から観察させるだけでも十分な社会化トレーニングになります。
トレーニングの方法を知っていても、実際にはうまくいかないこともあるでしょう。
ここでは、しつけを成功させるための具体的なコツをお伝えします。
子犬がトイレを失敗したり、言うことを聞かなかったりしても、叱らないことが重要です。
叱られることで、子犬は「トイレをすること自体が悪い」と誤解したり、飼い主さんへの信頼を失ったりする可能性があります。
失敗は学習の一部だと考えて、成功したときにしっかり褒めることにエネルギーを使うほうが効果的です。
「おすわり」「座れ」「シット」など、同じ行動に対して家族がバラバラの言葉を使うと、子犬は混乱してしまいます。
家族会議を開いて、それぞれのコマンドで使う言葉を決めておくことが大切です。
また、コマンドは短く明確な言葉にすると、子犬が理解しやすくなります。
ご褒美は、望ましい行動をした直後に与えることが最も効果的です。
数秒遅れるだけでも、子犬は何に対してのご褒美かわからなくなってしまいます。
ご褒美はおやつだけでなく、言葉での褒め言葉、なでること、おもちゃで遊ぶことなど、子犬が喜ぶものなら何でも活用できます。
子犬との生活では、問題行動が出てくることもあります。
ここでは、よくある問題とその対処法をご紹介します。
子犬の甘噛みは自然な行動ですが、放置すると癖になってしまいます。
噛まれたら「痛い」と低い声で言って、遊びを中断することで「噛むと楽しいことが終わる」と学習させます。
代わりに噛んでもいいおもちゃを与えて、適切な噛み対象を教えることも効果的な対処法です。
新しい環境に来たばかりの子犬は、不安から夜鳴きをすることがあります。
ただし、鳴くたびに構ってしまうと「鳴けば来てくれる」と学習してしまいます。
安全を確認したら無視することが基本ですが、最初の数日は寝床をあなたの寝室に近い場所に置いて、不安を和らげてあげることも一つの方法です。
子犬が嬉しくて飛びついてくる姿はかわいいですが、大きくなると危険な行動になります。
飛びついてきたときは無視をして、4本足が床についているときだけ注目したり褒めたりします。
家族全員が同じ対応をすることで、飛びつかない方が良いことがあると子犬に伝わります。
子犬のしつけは焦らず、小さな成功を積み重ねることが大切です。
最初の1か月は特に重要な時期ですが、完璧を目指す必要はありません。
子犬との信頼関係を深めながら、楽しくトレーニングを続けてくださいね。
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