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アストロフィツムは星のような形と白い斑点が美しい人気のサボテンです。
有星類とも呼ばれ、兜丸やランポー玉など個性的な品種が多くあります。
トゲがなく花をつけやすい種類が多いため、初心者にもおすすめできます。
この記事では初心者でも失敗しないアストロフィツムの育て方を詳しく解説します。
アストロフィツムはアメリカのテキサス州南部からメキシコ東部に自生するサボテン科の植物です。
属名の「Astrophytum」はギリシャ語で「星の植物」という意味で、星のような形が特徴です。
多くのアストロフィツムは3つから8つの稜を持ち、花や星のような形をしています。
表面には「星点」と呼ばれる白い斑点が散在し、幻想的な美しさがあります。
日本では有星類という名前で長年親しまれてきた人気の高いサボテンです。
アストロフィツムは大きく分けて兜系、ランポー系、瑞鳳玉系、般若系の4つに分類されています。
兜系は有星類の代表格で、ウニのような見た目が特徴です。
稜数は8稜が基本ですが、5稜や6稜など稜変わりのタイプも存在します。
ランポー系は5稜の星形で、白い斑点が幹肌を密に覆って全体に白っぽく見えるタイプです。
3稜のものや4稜のものがあり、それぞれ三角ランポー、四角ランポーと呼ばれます。
瑞鳳玉系と般若系には棘があり、般若系は最も大きく高さは1メートルを超えることがあります。
アストロフィツムは他のサボテンと比べると花をつけやすく、春から夏にかけて黄色の花が咲きます。
球体の頂上部から主に黄色系の花を咲かせ、つややかで美しい花です。
小さな株でも開花してくれるので、花を楽しむ機会が多いです。
短期間しか咲かないものの、その儚さが育てる楽しみをさらに深めてくれます。
毎年花を咲かせてくれるので、春の訪れを感じられる嬉しい瞬間です。
アストロフィツムが人気なのは、その美しい見た目と育てやすさにあります。
トゲがない種類が多く、安全に扱えるのが嬉しいポイントです。
独特の形は個性的で、他のサボテンと並べて見ても、インテリアとして個性が際立ちます。
稜の数や白い斑点の見た目や有無などが異なる様々な種類があり、熱烈なファンが多いサボテンです。
品種によって違う独特の形があるので、好みの株を探す楽しみもあります。
アストロフィツムは初心者でも育てやすいサボテンですが、日当たりと水やりにはコツがあります。
明るい場所を好みますが、直射日光には弱いという特徴があります。
また、乾燥に強い反面、過湿は苦手なので水のやりすぎには注意が必要です。
ここからは具体的な管理方法を見ていきましょう。
アストロフィツムは日光を好むため、日の当たる明るい場所が理想です。
ただし、直射日光が強すぎると葉焼けを起こす可能性があります。
春や秋は屋外の半日陰や、カーテン越しの光が当たる場所で育ててあげましょう。
直射日光が強い夏は、遮光ネットや日除けを活用して適度な日陰を作るのも大切です。
具体的には4月から5月は30パーセント程度遮光、6月から9月は50パーセント遮光がおすすめです。
10月中旬から11月には直射日光のあたる屋外に置いて大丈夫です。
一年を通して雨のかからないところで育て、風通しのよい所におきましょう。
アストロフィツムは乾燥に強く多湿を嫌います。
土が乾ききり鉢が軽くなってから、鉢底から溢れるくらいたっぷりとあげましょう。
一度に沢山の水をあげ、鉢の土がカラカラに乾いたら、またタップリと水をあげるとよく育ちます。
少量の水を頻繁にあげたり、常に土が湿っていると元気をなくしますので、メリハリのある水やりを行いましょう。
真夏と真冬は成長が穏やかになるので、頻度を減らします。
冬場は夏場よりも、水やりの回数を減らすと良いでしょう。
冬に完全に断水すると株にダメージを受ける場合があるので、5℃程度を保って少量の水を月に2回程度与えます。
アストロフィツムは寒さに弱い部類で、最低越冬温度は5℃とされています。
3℃まで耐えるともされていますが、5℃以上を保つのが安全です。
保管する温度は15度から30度が適しており、10度以下になる冬は温度を保てる室内に移動させてあげましょう。
寒風や霜を避けるため、簡易温室か日当たりの良い室内で管理してあげましょう。
室内では紫外線が弱くなるため日当たりの良い所に置く必要があります。
最低でも1日4時間の日照を確保したいところです。
湿気に弱い性質を持つため、梅雨時期の湿度管理も忘れず行うと、アストロフィツムが健康に育ちます。
アストロフィツムは成長に伴う根詰まりや、土の劣化が見られた場合に植え替えが必要です。
根詰まりを防ぐため、1年から2年に1回を目安に定期的に植え替えることで健康的な株を維持できます。
適切な時期に肥料を与えることで、より美しく元気に育てることができます。
ここでは植え替えと肥料の与え方を詳しく解説します。
植え替えは気温が20℃以上で安定している4月から6月が理想です。
温かい時期は根が活動しやすくなるため、植え替え後の回復も早くなります。
夏の暑すぎる時期や冬の休眠期は避け、適切な時期に植え替えを行うと、株がしっかりと成長しやすいです。
植え替えの際は、前もって数週間断水し土中を乾燥させます。
根に付いた土を崩し古い根を除去した後、根ごと日蔭で乾燥させます。
その後新しい土に植え、水やりは1週間後から開始します。
サボテンの根に着いた古い土も根を痛めつけない様に水流の弱い水で洗い流し、根をほぐして植え替えるとよく育ちます。
アストロフィツムは水はけの良い土を好みます。
市販のサボテン・多肉植物の土を購入し、鉢にあまりギュウギュウに土を詰め込まず植え替えるとよく育ちます。
自分で配合する場合は、赤玉土7、鹿沼土2、川砂1の割合がおすすめです。
水はけが悪いと根腐れを起こしやすくなるので、必ず水はけの良い土を使いましょう。
化粧土は乾燥したかすぐに土色で判別ができる無菌の赤玉土(超硬質)かすぐに乾燥する富士砂がおすすめです。
腐葉土が沢山入ったジメジメしていて発酵しやすい土よりも、水はけの良い土にして根腐れを防止をしましょう。
肥料は春から秋の成長期に与えます。
薄めた液体肥料を月1回与えるのが効果的です。
緩効性の固形肥料を2ヶ月に1回土の上に置くのも良いでしょう。
冬は成長が止まるので肥料は不要です。
肥料を与えすぎると徒長したり根を傷めたりするので、控えめに与えるのがポイントです。
アストロフィツムは肥料が少なくても十分育つので、無理に与える必要はありません。
アストロフィツムを育てていると、日焼けや害虫などのトラブルに遭遇することがあります。
早めに気づいて対処すれば大きな問題にはなりません。
ここでは初心者が遭遇しやすいトラブルとその解決方法を紹介します。
直射日光に当たると、葉焼けして茶色くなってしまいます。
一度日焼けした部分は元に戻ることはありません。
株が枯れる訳ではないですが、鑑賞価値が下がってしまうので移動した方が良いでしょう。
真夏の直射日光は特に注意が必要です。
遮光ネット30パーセントから50パーセント程度を使って日よけをするのが効果的です。
カーテン越しの窓際など、柔らかい光が当たる場所に置くことで日焼けを防げます。
アストロフィツムは過湿が苦手なので、根腐れには十分注意が必要です。
水をやりすぎると根が呼吸できなくなり、根腐れを起こします。
風通しの良い場所で管理し、水はけの良い土を使うことで予防できます。
根が湿った状態が長く続くと、根腐れを起こして枯れてしまいます。
乾燥には強いので少々の水切れでは枯れません。
梅雨時期の湿度管理も忘れず行うと、アストロフィツムが健康に育ちます。
用土がしっかりと乾いてから水を与えるようにしましょう。
アストロフィツムはカイガラムシが発生することがあります。
カイガラムシは吸汁性の害虫で、体長は2ミリから6ミリほどで目視で確認できます。
繁殖力も高く、殺虫スプレーが効かない個体もいる厄介な害虫です。
見つけ次第、ピンセットなどで全て取り除き、オルトランやスミチオン、カルホスなどの殺虫剤を散布しましょう。
日々の観察で早期発見をして対処することが重要になります。
風通しの良い場所で管理することで、害虫の発生を予防することができます。
アストロフィツムは種まき(実生)で増やすのが一般的です。
種から育てることで、小さな株が徐々に美しい模様を形成していく過程を楽しめます。
子株が出ることもあるので、株分けで増やすこともできます。
ここでは種まきの方法を詳しく解説します。
種まきは気温が20℃以上を保てる5月下旬から6月頃が適期です。
発芽には昼夜共に気温が高く、20度から30度の温度が保てることが重要です。
種を植える前の準備として、発芽しやすくするために水を吸水させるのが重要です。
まず種を室温の水に24時間ほど浸けて、しっかりと吸水させましょう。
カビの発生を防ぐために消毒をしたい場合は、薄い消毒液に10分ほど浸けた後、清潔な水でよく洗い流してから使用します。
多肉用の土とさし芽用の土を混ぜたものを鉢に入れ、種を1個ずつ乗せます。
好光性種子なので覆土はしません。
蓋をして腰水で管理していくと、2週間から3週間ほどで発芽します。
実生1年から2年目までの小さい株は、乾燥に弱いので注意が必要です。
種まきして2年以内の幼苗はとても乾燥に弱くなっています。
そのため親株とは全く異なる水やりの方法をとります。
夏でも冬でも土が乾いたらこまめに与え、土がカラカラにならないようにします。
一度でも干すと干からびてダメになるので水切れに充分注意します。
栽培用土も保水性がある程度あるように調整しましょう。
2年経ち株が大きくなると、特徴的な稜や模様が出てきます。
この時期からは保水性より排水性を重視した用土に切り替えます。
アストロフィツムは子株を出すことがあります。
子株を切り取り、新しい用土に植えて繁殖させることが可能です。
脇からでた子株はある程度親株の栄養で育ててから取り外し発根させましょう。
子株を大きく育てすぎると親株が変形してしまう場合があるので注意が必要です。
より丈夫に育てるために台木を用意して子株を接ぎ木する方法もありますが、接ぎ木自体に専門的な知識や技術がある程度必要になります。
切り口を数日間放置して乾かしてから、新しい鉢に植え付けます。
アストロフィツムは初心者でも育てやすい美しいサボテンです。
半日陰で管理し、メリハリのある水やりを心がければ元気に育ってくれます。
直射日光による日焼けに注意すれば、星点が美しい姿を長く楽しめます。
トゲがない種類が多く、安全に扱えるのも嬉しいポイントです。
兜丸やランポー玉など、個性豊かな品種があるので、好みの株を探す楽しみもあります。
春から夏にかけて咲く黄色の花も魅力的です。
アストロフィツムを育てて、星のような美しい姿のサボテンのある暮らしを楽しんでください。
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